2008年08月29日

イントネーション(その1)

大人になってバイオリンを始めるに、あたって最大な問題がこのイントーネーション・・・音程ーである。この問題があるため、自習できないのである。

 当初、5000円という最も安いバイオリンを購入し、篠崎の教本の第一巻を購入し、図書館でバイオリンに関することに関して、片っ端から読み始めた私だった。

楽譜の出ていた「荒城の月」は何とか独学でも弾けたが、それ以上は無理と考え、新しいバイオリンー現在の愛器を購入後、近くの『ヤマハの案楽教室』でレッスンを開始した。

2000年7月中頃のことだった。バイオリンはりっぱなものだったが、弓は安いもの・・そのままだった。

   *  *  *  *  *  *

 ゴルフならば、独学で或いは本や雑誌、最近ではビデオやDVDで学び、100を切ることは可能かも知れない。

しかし、バイオリンは無理である。出来るだけ、独習時代は短縮して、先生に学ぶべきである。

 ゴルフならば、打てば遠くにいくか、曲がるかは自分でわかる。しかし、バイオリンの場合は、それが・・・ここでイントネーションが出てくる・・・わからないのである。

先生より、高い、低いを指摘され、その音感を長い間かけて、体得していかねばならないのである。

 ただ、これは言えるのである。ピアノをやっていた人は有利であると。

ピアノは平均率で調整している。ということはわざと誤差調整している。

 音階ーこれにも歴史がある。
基本の音であるA弦の音(ラ)をチューナーで442Hzに合わせて、他の弦を5度に調律していくのであるが、音階もいろいろ変化してきた。

バイオリンの場合、自分で音程を指で設定出来るのだが、現在のピアノとつながるチェンバロ等は最初に調整してしまうと、簡単に変調できないので、人類がそれを解消するため、近代生み出したのが、平均率だったわけである。

 その先駆者がかの大バッハ(ヨハン・セバスチアン・バッハ)だったのだろうと思うが、それから後期のベートーベンやモーツァルトが弾いていた音階は現代のそれとは違っていたようである。

それを同じように弾こうということで、またその再現の新しい試みでの音楽が聞かれ始めている。

 基本の「ラ」は世界では、440Hzであるが、国や楽団によっても異なる(日本は442Hz)。かのウィーンフィルハーモニーでは445Hzだとのこと。

昔はもっと低かったようであるが、だんだんと上がってきている。

  *  *  *  *  *  *

 この音感を養うため、行き返りの車の中でバイオリンのCDを聴く日々が始まった。

よく聞く「絶対音感」という言葉があるが、これはあくまで、現在の平均率の音感であり、自然界にある響きあう本当に、心に安らぎをもたらす純正律とは異なるのである。

この音がどの音程にあたるかをあてることはそれなりに良い耳ではあるが、バイオリニストにとって大事なことは、相対の音感である。そして。

それは誰もが、育てていけるのである。

 それが『音階』である。かのハイフェツがもし、自分に1時間しか残りがないとしたら、その40分から50分(?)は音階の練習をするといった音階練習である。

レオニード・コーガンも音階論者だったようである。(続く)
posted by ショーサルタ at 00:57| Comment(0) | TrackBack(0) | イントネーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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